「保護者向け」公園の危険と安全確認

「保護者向け」公園の危険と安全確認

はじめに

この情報は一般社団法人日本公園施設業協会(JPFA)の『なかよくあそぼうあんぜんに』のパンフレットを参照しております。目的は遊具と遊び場での事故を減らすことを目的として、保育所、こども園、幼稚園、学校などの指導者と子供を見守る保護者のための情報です。

10のやくそく
  1. 脱げにくい靴を履く
  2. マフラーなどひっかかりやすい物はとる
  3. 上着の前を開けっ放しにしない
  4. ランドセルやカバンは置いて遊ぶ
  5. 紐付き手袋をしない
  6. 遊具に紐を巻き付けない
  7. 濡れた遊具で遊ばない
  8. 壊れた遊具で遊ばない
  9. 上から物を投げない
  10. 飛び降りない

3歳~6歳の幼児には必ず大人が付き添ってください

遊ぶ前の注意事項

遊び場は安全か?あらかじめ確かめておこう
  • 子どもの年齢に応じた遊具があるか?小さい子ども用の遊具と大きい子ども用の遊具の場所は近すぎないか?
  • 石やガラスのかけらなどは落ちていないか?
  • 遊具は壊れていないか?
  • 遊具の下や周りはコンクリートやアスファルトで固められていないか?
  • 遊具の下や周りに放置された障害物はないか?
  • 遊び場の内外で水の事故(池や噴水など)や交通事故に遭う危険はないか?
  • 遊具に安全安心マークはついているか?
  • 遊び場が混みあってないか?
お願い

管理者が注意すべき事ですが、保護者の皆さんも注意して、事故防止にご協力ください。異常があった場合の管理者への連絡先も確認しておいてください。

お天気は?
注意

外遊びをするときには天候にも気をつけてください。炎天下では遊ばず、時間をずらして遊ばせる。

雨に濡れた遊具は滑りやすいので注意。

雷が鳴ったら外で遊ばせない。

熱中症、光化学スモッグにも注意。帽子をかぶらせる。

日射によりスチールやステンレスなどは表面が高温になる場合があるのでやけどに注意。

遊び場へ行くときは?
  • 3歳から6歳の幼児には大人が必ず付き添ってください。
  • 安全な道を通り、車や自転車による交通事故や不審者に気をつける。
遊ぶときの服装は?
体調は?

遊ぶときの健康管理は大切です。適度に水分を補給させる。

日ごろの状態から見て、体調の悪いときは運動能力も注意力も落ちています。また感染症に感染していれば他の子どもたちにうつしたり、免疫力がおちていてうつされたりするリスクもあり、健康を損ねるおそれもあるので、無理に遊ばせない。

遊ぶ時の心得

①仲良く遊ぼう
  • 遊具で遊ぶときは順番を守らせる。
  • 前の人を押しのけたり突き飛ばしたりさせないようにする。
  • 自分より大きい子どもの動きに気をつけさせる。
  • 自分より小さい子どもにも気を配らせる。
  • 子ども同士の間隔をあけて遊ばせるようにする。
②能力にあった安全な遊具で遊ぼう

身体能力にあわない遊具では遊ばせない。(年齢表示シールを参考に遊ばせてください。)
一般社団法人日本公園施設業協会(JPFA)会員が製造する遊具は使用年齢に3つの区分を設けています。

壊れている遊具、修理中の遊具、「使用禁止」の表示のある遊具などで遊ばせない。

健康器具は大人用なので遊ばせない。

③遊具と遊び場を大切に
  • ガラスや金属、ロープは、注意して片付ける。
  • 落書き、ゴミの放置などで遊び場を汚さない。

④ケガをした人には
  • 助けを呼ぶ間、付き添っている。
  • ケガをした人は、なるべく動かさない。
  • ぶつけたところは水で冷やす。
  • 血が出ていたら、水道の水で汚れをよく洗い流し、布でおさえるか、本人の手でおさえる。(他人の血には触らない)
⑤事故が起きたらすぐ助けを求める
  • 緊急の連絡先が表示してあれば、そこに連絡する。
  • 重いケガのときには119番に電話して救急車を呼ぶ。
⑥遊んだ後は手洗い・うがいを忘れずに
  • 遊んだ後は、水飲み場や洗面所で必ず良く手を洗わせてうがいをさせる。
⑦その他の危険
  • 車や自転車等による交通事故に注意。道路に飛び出させない。
  • 知らない人に声をかけられても付いていかせない。

頭と首と指にご用心(重大事故を防ぐポイント)

頭にご用心

遊具に関わる事故で、もっとも多いのは落下に起因するものです。子どもは、頭部の比率が大きいことからバランスを崩しやすいのです。頭部の打撲や物への衝突は重大な事故につながります。高い所に登ったときや、そこから降りるときには注意させてください。また不用意に飛び降りないように指導してください。子どもは、隙間から頭が通れば身体も通ります。落下事故にご注意ください。

首にご用心

首は身体の中でも弱い部位で、首を締め付ける事故は命に関わります。遊ぶ服装への注意はもちろん、遊具の部分にわざと首を挟んだり、持ち込んだ縄跳びの縄などをふざけて首に絡ませたりしてはいけません。また、遊具の隙間から下に降りる場合、身体は通っても頭が通らないことがあります。

指にご用心

手指、足指を挟んだり潰したり切ったりすると、元に戻らない障害が発生することがあります。十分ご注意ください。

大人の思わぬ事故に注意

いつの間にか体力の低下
中高年では、いつの間にか体力や運動能力が低下しているために、事故に結びつく場合があります。また、子どもと一緒になって遊ぼうとすると大人は体重が重いので、例えばすべり台では着地に失敗するとケガをすることがあります。

遊び方で安全確保
子どもを抱いたりかかえたりして遊具で遊ぶことは、子どもにも大人にも危険です。大人は子どもに身体の自由を奪われ、びんしょうな動きができないこともあり、そうした遊び方や付き添い方では安全を確保できません。
 

ゆうぐであそぶときのちゅうい

指導者と保護者の皆様へ

このページは子どもたちと一緒に読んでいただき、遊具での遊び方、マナーなどを教えてあげてください。

滑り台

ぶらんこ

てつぼう

ジャングルジム

うんてい

シーソー

ネットクライム

スプリングゆうぐ

ふくごうゆうぐ

ターザンロープ

たいこはしご

かいてんジャングルジム

すなば

おわりに

国土交通省より

この情報は一般社団法人日本公園施設業協会(JPFA)の『なかよくあそぼうあんぜんに』のパンフレットを参照しております。